管理番号 | 中古 :35841868598 | メーカー | サンアイ | 発売日 | 2025/02/09 19:22 | 型番 | Z2605556310 | ||
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正絹 真田紐ネックストラップ
大正時代から続いている家業を受け継ぐ関東で唯一の真田紐師、市村藤斉が織る真田紐は、創業時から使用する手入れの行届いた木製の織機で織られています。
この織機により他にはない藤斉独特の厚みとしなやかな紐が生まれます。
「藤斉」の真田紐は茶道界や陶芸界で名のある先生方に好んで使われているだけでなく、宮内庁に納められる茶器や陶磁器の桐箱にも使用される逸品です。
※桐箱は付いておりません。
真田紐とは
戦国時代の武将、真田幸村と、その父・昌幸が、「強く丈夫な紐」として武具・甲冑などに用いたことから、その名がついたと言われています。
同じ紐でも一般的な組み紐は組む、真田紐は織るといいます。
真田紐は縦糸と横糸で織りあげるので伸びることがなく、結びなおしにも強い、張りのある丈夫な紐です。おそらく世界で一番狭い織物と言えます。
織物ならではの印象的な織柄が紐の表裏にあわわれるため、ほかの紐にはない、独特の美しさがあります。古くは刀の下げ緒、たすき、行商の荷紐、男性用の帯などにも使われていました。
受け継がれてきた貴重な技術と伝統
大正時代から続く市村真田紐ですが、戦前は織っている方も少なくなかったそう。
しかし、戦時中の空襲で焼失してしまったり、疎開や混乱で廃業した同業も多い中、焼失もせず奇跡的に立直り現在に受け継がれています。
戦後、仕事が徐々に回復して量産のきく鉄製の織機を購入し生産をしましたが、以前の様な厚みがあり、しなやかで幅の揃った綺麗な物が織れず今は作業場の後ろで誇りをかぶったままで、現在の木製織機にこだわりながら真田紐を織り続けています。
創業時から腕の良い真田紐師として名が通っている市村真田紐、3代目の「市村藤斉」の織る紐は、宮内庁、文化庁、お茶の家元や五島美術館、根津美術館等で用いられていて、現在、この様な木製織機で織る真田紐師は国内に一軒だけとなったそうです。