管理番号 | 中古 :35957047527 | メーカー | クロード・デュガ | 発売日 | 2025/02/16 21:18 | 型番 | Z7215942390 | ||
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2015ヴィンテージ情報 【ベルトラン・デュガより】
「2015年は、年の始めに懸念されたウドンコカビの発生リスクを除けば、特にこれと言った懸念事項の少ない年だった。しかし、開花の時期に暑い天候に見舞われたため、開花時期は早かったものの、枯れ落ちてしまった花が多かった。ラヴォー・サン・ジャックは、特に被害を受け、収穫量が例年の50%まで落ちてしまったが、全体の収量としては25〜30%減に留まった。この年の収穫は、9月2日より開始し、非常にきれいな状態の果実が収穫出来た上、低収量と生育期の熱波の影響で割と早い段階で完熟した葡萄を収穫することが出来た。果皮は極めて厚く、果汁はそれ程多くなかったため、収穫量の減少に拍車をかけることとなった。潜在アルコール分は、12〜12.5%程で、タンニンはよく熟れ、発酵もスムーズに進んだ。収穫を早期に開始したため、フレッシュな酸を維持することが出来たのが良かった。2015年は、生育期の暑さを考えれば、一般的に思われているよりも、生き生きとした快活な味わいが顕著に感じられるヴィンテージだ。」 デュガの2015ヴィンテージのクオリティの高さは、極めて印象的だ。これは、この年デュガが造った全てのワインに共通して言える。中でも、特にブルゴーニュのレジョナル・ワインのクオリティの高さは秀逸である。(バーグハウンド #65 2017年1月15日号より)
産地:コート・ド・ニュイ地区AOCジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ
品種:ピノ・ノワール100% 畑:クレピヨとペリエールの畑から収穫された葡萄を50%ずつブレンド 醸造:新樽率100%のバリックで18カ月間熟成
2015ヴィンテージパーカーポイント92-94点 RobertParker.com #228 2016年12月31日
ブラックベリーに仄かなクランベリーの葉のニュアンスが香る、美しくフローラルな黒果実アロマに、ハリのある快活なエネルギーが満ちている。口に含むと、ピリッとした心地よくシャープな酸に、生き生きとしたラズベリーとクランベリー・フルーツの美しい味わいが見事なハーモニーと一体感を生み、エレガントな後味が広がる。混じりけのない生粋の品格が感じられる上質な味わい。デュガのこれまでのジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュの中でも最高のワインの1つと言える。(飲み頃:2020-2038年)
2015ヴィンテージバーグハウンド90-92点 BurgHound.com #65 2017年1月15日
涼やかでフレッシュな清涼感に満ちた赤スグリ、チェリー、ラヴェンダーのアロマがふわりと香る静謐でエレガントなワイン。美味で洗練された味わいでいて、フレッシュな爽快感に満ち、繊細なミネラルを湛えている。美しくバランスのとれた凝縮感のある味わいが素晴らしく余韻の長い後味を生む。ジュヴレらしさが見事に引き出されたワインで、洗練された味わいが光る。(飲み頃:〜2023年+)
DOMAINE CLAUDE DUGAT / クロード・デュガ ただテロワールあるのみという、畑第一主義のドメーヌ 当主クロードが25歳になる長女ルテシアとその3歳下の長男ベルトランとともに引退した父モーリスも収穫等の繁忙期には戦力として加わる。4ヘクタールほどの小規模なドメーヌを率いる。厳密な意味でのビオディナミではないが、何よりも畑第一主義のクロードは、いとこにあたるデュガ=ピィのベルナールともども、そのテロワールにかける思いはジュヴレ・シャンベルタンで図抜けた存在。それは、耕作に馬を復活させたのも、コート・ドールで最も早い。化学薬品の不使用は声高に叫ばれているが、畑にとっては、トラクターで土を踏み固め土中の生物の活動を阻害するのも大きなマイナス要因となるという点にも表れている。 そのような手入れをされる葡萄の樹齢は平均で40年以上、最低でも25年ほどだが、ヴィエーユ・ヴィーニュでは70年以上を数える。ともかくドメーヌでは最上のぶどう果を得るための労苦を厭わない。剪定も細心の注意で臨み、芽掻き、ヴァンダンジュ・ヴェールトそして収穫後の選果台と、徹底して健全で凝縮された果実を追求する。また濃密なワインからは、非常に遅い収穫でもたらされる果実を想像してしまうが、ドメーヌでの収穫はどちらかというと早い。2002年はバン・ド・ヴァンダンジュの1日前、酷暑の2003年は8月25日、2004年ヴィンテージでは収穫公示日と同じ9月25日という具合である。その収穫の時間も気温が上がり過ぎない午前中に行うことを基本にしている。発酵槽はコンクリートとイノックスで、野生酵母でゆっくりと行われる。樽はレジオナルとヴィラージュでも50パーセント、プルミエ・クリュとグラン・クリュでは100パーセントの新樽をあてがう。またSO_も最低限に抑え、基本的に瓶詰め時のみ、当然清澄、フィルター無しで瓶詰めする。 生まれるワインは何よりもピノならではの香り高さが圧倒的で、そこに滑らかなタンニン、しっかりした酸が合わさる素晴らしい凝縮度を備えたもの。そしてその複雑さや、バランスの良さ、余韻の長さは尋常ではない。グラン・クリュクラスの味わいはそこそこだがそれ以外はちょっと、といったドメーヌをよく見かけるが、クロード・デュガにおいては、グラン・クリュを味わうということ自体、絵空事に近いものがある為だけではなく、はっきりとACジュヴレにその見事さは十二分に表れている。また、並び称されるデュガ=ピィに較べると、クロードの生むワインはより酸がしっかりし、エレガントさに秀でていることが分かる。 |
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1441407170206512