管理番号 | 中古 :35841619266 | メーカー | [2020] | 発売日 | 2025/02/13 09:17 | 型番 | Z6147290367 | ||
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カテゴリ |
【一般的な評価】
ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルトの間という立地に恵まれている。1985年以降のワインは相当良くなってきており、1995年以降は一貫して秀逸なものとなっている。ポイヤックで最もフルーティで食欲をそそるワインの一つで、一般的に外向的で、かなり早めにのみ必要がある。近年見せている品質レベルから判断すると、特に最良のヴィンテージのものなら3級とまではいかなくても4級に格上げされてもよいだろう。必買品。
フィリッピーヌ・ロートシルト男爵夫人の所有するもう一つのシャトー、クレール・ミロンは1970年に買収された。シャトーの建物はないが、畑はムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルトに隣接する絶好の位置にあり、また、今は稼働していないが静かなポイヤックの町の中心をなす石油精製所ともみじかに接している。1985年までのワインはしばしば軽く、際立ったところのないものだったが、最近はみずみずしいフルーティな品質や、あり余る量の香ばしい新樽香のほか、昔より偉大な深みと、風味の広がりが出てきた。男爵夫人のほかのシャトー元詰めワインと比べると、クレール・ミロンは最も外向的で、若いうちから評価しやすいワインだ。最近のヴィンテージの品質から判断すると、過少評価されている。
(ボルドー第4版)
第1級格付けの「ムートン」と「ラフィット」に隣接する約30haのブドウ園。カベルネ・ソーヴィニヨン種の比率が高く、重厚で深いコクが楽しめます。
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン53% メルロー36,5% カベルネ・フラン8% プティ・ヴェルド2% カルメネール0,5%
ラフィット公の広大な所有地の一部であったクレール・ミロンの畑は、1789年、フランス革命により国有財産として売りに出されました。それをクレール(Clerc)家が購入し、土地の名前『ミロン(Milon)』が加えられ、『クレール・ミロン』という名前がつけられました。そしてその後、1855年のメドック格付けにて5級に認めれます。当時畑は30haでした(現在は41ha)。
その後、売上と維持費や相続の問題で畑の面積は15haと当初の半分程になりましたが、ワインのポテンシャルに魅せられたバロン・フィリップ・ド・ロートシルト男爵(Baron Philippe de Rothschild)が1970年、シャトーを購入します。彼はシャトーを立て直すために、細部にわたる改革を行い、分散されてしまっていた畑をいくつもの所有者から根気強く買い戻していきました。
1983年からラベルは変更されます。17世紀のドイツの金細工職人による宝石で造られた踊るカップルの作品をデザインしたラベルであり、作品はムートンのミュージアムに飾られています(大きさ11,cm)。
2007年に重力を利用した発酵槽の設備が完成したのに続き、2011年、3600平方メートルの、セラー、レセプション、試飲室等を兼ね備えた建物が完成しました。聖堂の形をした長方形の建物は畑を眺める事が出来る大きなテラスに囲まれた美しいフォルムです。
パーカーポイント94+点!
ダーク・ベリー、シガー・ラッパー、エキゾチックなスパイス、燃えさかる炎のアロマが、2020年のクレール・ミロンを紹介する。ミディアムからフルボディで、肉付きがよく、層が厚いワインは、継ぎ目がなく、凝縮感があり、洗練され、生き生きとした酸と、塩味とスミレの香りを帯びた長い余韻を持つ。カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロ36%、カベルネ・フラン8%、残りがプティ・ヴェルドのブレンドで、粘土石灰質のテロワールから生まれた素晴らしいワインである。2027年以降がベスト
ジェームス・サックリング97点!